rankstitle JRDVにある「京介」タブ。
使用されているデータは「厩舎ランク」という、京介@JRDBが作成したデータです。どうやら彼は、これからこの方法を押していくらしいです。
でも、そもそも「厩舎ランク」って何?という疑問はごもっともです。 概要を説明してあるページを作成しました。
コチラ

ちょっと引用しておきます。

最上位のピンク色の厩舎は214厩舎中、わずか15前後(約7%)の数でありながら、全レースの連対馬の15%に該当。
上位ランクピンク~黄色まで214厩舎中、わずか60~65前後(約30%)の数でありながら、約45%を独占。
下位の灰色厩舎は214厩舎45前後(約20%)の数を占めながら、10%ほどしかない。
下位ランク灰色~水色まで214厩舎中95前後(約45%)の数を占めながら、26%ほどしかない。



函館記念
hakodate11

1着 ○4.キングトップガン
2着  3.マヤノライジン
3着 ◎13.アクシオン

8着 ▲16.マイネルスターリー
12着 △9.メインストリーム
15着 △7.トウショウウェイヴ

メンバーレベルが低い低いと言われてはいましたが、やはり小回りハンデ戦よろしく、テンに先行馬がやり合う流れになりましたね。
最初に逃げ馬が先手を主張しようと11秒台ラップを2度刻み、テン3Fが34.7のハイラップからスタート。向こう正面で馬群が一旦凝縮し、4角で一気の差し切りを狙い大外に向かった馬は、8頭分も外へ振られるというしっちゃかめっちゃかな展開。
戦前に言われていたほど軽い流れにはならず、今年もスタミナが問われる厳しい函館記念になりました。

Time :2.00.3Lap :122-110-115-122-128-124-123-120-118-121前3F:347後3F:359

その中で、厩舎の上昇ムード顕著だった鮫島厩舎のキングトップガンが見事に馬群を割っての差し切りを決め、上位ランクのオレンジ色・二ノ宮厩舎のアクシオンが僅差の3着競り合いを制してくれました。
hakodate11_2
追い切り指数1位で函館記念が大得意のマヤノライジンに割って入られましたが、厩舎ランク上位馬が今回も十分最後の根性を見せてくれて、ホッとしています。
今回はゴール前の1着争い・3着争いのギリギリの場面で最後のクビ差ハナ差争いを制することが出来たことについて、少し触れます。

厩舎ランクのデータの根源は、あくまで厩舎の過去の連対率・勝率の計算でのもの。
しかしそれは、集計した短期間に数多く勝ってきたということとほぼ同一の意味でもあります。
勝てる厩舎は、単純にいい馬を一杯揃えた厩舎とイコールというわけではありません。
今回のキングトップガンを見ればわかるように、同じ素材でも仕上げ次第で大スランプに陥ったり、覚醒してイキイキ動ける出来になったりするもの。
馬を高いレベルで仕上げて、最後苦しい所で耐えられる調教をちゃんと課しているからこそ、あと一歩踏ん張って欲しい場面でグッと前に出る・短期中期間集計で勝ちが集中するということでもあるんです。

血統や脚質データの分析は、傾向を探るには有利なものであっても、「同じ要素をフォローし追いかけても勝ち続けてくれる」ものではないんですね。
しかし、この厩舎の短期統計は、一度の勝利で賞金を得て、また馬を高いレベルで鍛えて、再度レベルの高い競走で通用するよう仕上げる。
結果、レースで再度有利に働くという「データの回帰現象」がちゃんと起こります。

キングトップガンは、直線でマヤノライジンに少し進路封じられるような不利な格好になり、相手の方が斤量は軽いのに、最後にグッと出る強さを見せました。
アクシオンも、4角で鞍上が狙う進路を明らかに間違えて厳しい所に入ってしまい、直線ではメイショウクオリアと相当差がありながらも、馬券で肝となる3着争いのハナ差を間に合わせてくれました。

ゴール前の厳しい場面でああいうことが出来るからこそ、上位厩舎は上位厩舎で居続けることが出来るわけですし、勝ち負けになる仕上げ・鍛錬の質とはああいうものだというのが納得していただけるかと思います。


安土城S
kyoto11

1着 △4.タマモナイスプレイ
2着 ◎1.サワノパンサー
3着  3.オセアニアボス

6着 △5.スカイノダン
7着 ○2.ダイシンプラン

木曜日時点の予想では、どうしたってサワノパンサーが本命になると思います。
しかし、枠順が出ると最悪の1番枠。鞍上もかなり3角4角で乗りづらそうにしていました。
最後に勝ち切る所まで行けなかったのは、枠順の差も大きく影響していたものであったかと思います。
今回は、過去の「京都不得意」を克服して押し切った、タマモナイスプレイに関して。

タマモナイスプレイが所属する南井厩舎は、タマモナイスプレイの過去4走分=ここ1年間ほどずっと青~紫色ランクで行ったり来たりの調子の悪いシーズンが続いていました。
しかし、ここ最近6~7月の間に8勝した影響もあり、急に厩舎ランクがアップしムードが急上昇。今回は黄色ランクでの出走だったんです。
どちらかというとパワータイプと言えるこのタマモナイスプレイにとって、今回のようなキレ味が殺される荒れ馬場と言うのも助かったとは思いますが、格上のCBC賞で3着し、脚の使い方が合わない京都を克服して勝ち切ったというのは、馬の性能UP・仕上げが上昇していた背景を無視できません。
厩舎ランク上昇は、こう言った困難克服パターンを見せることもしばしば起こります。
(函館記念のキングトップガンもそうでしょう。)

ここら辺の上昇度は、厩舎の色を見分けることでも十分可能ではありますが、指数として一発でわかるよう「厩舎上昇度(仮)」を分析中ですので、ちゃんと形になった時点で発表しようと思います。楽しみにしていてください。