開催ビューワの見方
騎手・厩舎ビューワの見方

開催ビューワは色々使えます。
現時点、土曜日の競馬が終わって、明日の予想を…する前も使える場面。
日曜日分の開催ビューワは
→ コチラ

パッと見で分かるように集計されたデータは便利な反面、それ故にディティールを欠いてしまいます。
そういった細かい部分で漏れた物が、ちょっとした想像力を助けてくれる事も多い。
軽く眺めるだけでも良いので、見るのと見ないのでは大きな差がつくんです。

京都の芝を振り返ってみましょうか。
内回りは2レースあって、4角通過順で並び替えたのがこれ。
t1


HB・前半印が揃っており、実際に前で競馬をしたのが、上部の4頭。

9Rでは、
秋山真一郎騎手の、3・メイショウカミシマが、内枠で逃げて5着。
福永祐一騎手の、10・リュヌルージュが、外枠から番手で勝利。

12Rでは、
福永祐一騎手の、3・ローゼンクリガーが、内枠で逃げて7着。
藤岡康太騎手の、8・ナンゴクアイネットが、外枠から番手で2着。

距離やらクラスやらは違いますが、構造としては同じですよね。
そんな登場人物である、秋山真一郎騎手は同じ石橋守厩舎の馬で12Rで1番人気に騎乗して…似たように負けてる。
9Rで何を学んだの?って思う方は、うん、正しいツッコミだと思う。
福永祐一騎手も、9Rで負かした相手と同じ事をして、こんどは自分が負けました…の結果。

次は緑で囲ったゾーン。
中団辺りで競馬をした馬ですね。
9Rの4・アドマイヤジョラス、12RのイーサンパンサーはHB印+後半印上位の人気馬。
当然、勝ちを目指せる馬に騎乗して、そのレースが期待される馬と騎手。
ヒルノダカール、ムスコソーロは印は薄く、何らかの恩恵があっての上位着順。と考えて良いでしょう。
1つの共通項は外枠。
前見ながらレースをしてたら展開向いた系なのかもです。
松田大作騎手は特に、他人の展開に乗かる傾向ありますしね。
ムスコソーロは、後方で折り合いに専念してたらあっという間に4角を迎えて、とりあえず内でどうしよう?ってオタオタしてたら、馬が超走った感。乗っている方が驚いたんじゃないかなと。

アドマイヤジョラス、イーサンパンサーと確信をもって差しに回った人気馬がともに3着。
とりあえず、この緑の差し馬ゾーンでも外枠は有利でした。
また、土曜日の時点ではこの位置だと3着まででした。
という事。

青線の2人、北村友一、武豊騎手は更にその後ろから。
惜しい所で届かずで、それは池添謙一騎手も同様。
皆、これくらいの人気なら、勝つ方に賭けて届けば良いかくらいで乗る方々ではあります。

土曜日でこの差なら、日曜日なら差し切れるかも、は心に留めておきましょ。

と、長々書きましたが…単純に外枠有利だった、というだけよりも、実際に上の表くらいのデータを見ておいた方が明日に向けて色々と役にたちますよ、って話です。