kyosukemunch質問という外部刺激を受ける度に京介先生は成長していくのです。
何かを聞かれる事は彼の大好物。

不定期ながらも今後も続けていく予定です。
もし何か疑問があるのであれば、コメント欄やメールにてよろしくお願いします。
「京介先生、質問してあげてもいいですよ」という気持ちでどうぞ。



lastyear

JRDB金子京介メルマガ ~読める男の競馬論~

ちなみに、メルマガの方でも質問コーナーががります。
次回の配信分では「調教」について。
先週分の朝日杯FSの調教VTRでは

ハクサンムーン:B

併せ馬の右側。併走相手は坂の半ばからずっと追い通し、こちらは手綱引っ張
ったまま。それで併入、手応えは断然優勢。
物見をするのか首をかしげて走り、前脚の変な癖がやたら目立つが、後肢のス
ナップがなかなか強く、切れのいい捌きをしている。
正対もキチンとできていて手先も素直に前に出る。関節の質が良く四肢の地面
の捉え方がいいので、少ない力でも推進力を作れる。
これはかなり素質がありそう。要注意。

と、なかなかの高評価だった訳ですが、結果は最下位。
この調教とレースはどう結びつけたらいいのか?を京介先生に解説してもうらう予定。
*内容は急遽変更される場合がございます。予めご了承いただきますようお願いします。

詳細は ⇒ コチラから。

歯替わりの影響は?

Q:アルドラゴン さんよりの質問

飯村さん、京介さんはじめまして。
さっそく質問なんですが、
今の時期ぐらいから2歳の時に弱々しかった馬がだんだん成長していって来年の春ぐらいから活躍!
なんてことが良くあると思いますがその時の判断基準に馬体チェックがあるのは当然だと思いますが、パドックで歯って見た方が良いですか?あるいはチェックしていますか?(なかなか見るの難しいかもしれませんが…)
いつ歯が生え変わるとか詳しくは知らないんですが、先日パドックである人(まぁ近くにいた知らないおっさんです笑)
が「歯が抜けてる馬はあかんでぇ~」的なことを言っていたのです。
その時は「このおっさん何を言うてんねん」と思っていましたがよく考えればなんか納得しそうなしなさそうな・・・んんん???
実際そうなんでしょうか?
全く知らないので是非ご教授ください。
歯は生え変わるのか?それはいつなのか?やはり生え変わると飼い食いが落ちたりデキ落ちするのか?

よろしくお願いします。

A:


歯替わりは、確かに成長途上の時期と合致するタイミングで起こるようですね。
早い馬が2歳の冬、遅い馬で3歳の夏~秋にあるようで、早・遅生まれとも関係するようです。
歯がグラグラしている所にハミ芯が変な形で接触すれば痛みますし、咀嚼に影響が出て消化が悪くなるなど、いろいろ悪い影響は確かにあるようです

しかし、歯並びが不十分でハミ受けが非常に悪いまま、勝負レースに出走させてそれが原因で負けた、関係者が知り得ない歯替わりがパドックで見ている人にはわかった…なんて言う話は、聞いたことないですね。

最近は2歳の夏から3歳のダービーが終わるまで、どの馬も厩舎にいてずっと使い続けるなんて例がありません。
体が半端な状態、ハミ受けに問題がある、そもそも真っ直ぐ走ろうとしない…などを関係者がわかっていながら、レースに出し続けるのは効率が悪いですし、タイムオーバーになる馬はルールでしばらく出走させないようになっています。
また、タイムオーバーを免れたとしても、1~4走して馬に問題が見つかれば、ほとんどの場合放牧を挟むかレースを自重します。
ネットに転がっている、昔の有力馬の歯替わりの記事も、ほぼ2000年~2004年ぐらいのものばかりです。
体質的な問題は、放牧中かレースに出る前に大体解決している。レースに出る限りは万全の態勢。というのが最近の流れですね。

また、パドックの最前列にいて、歯が抜けているのなんてさすがに見つかりません。
開けた口を正面から覗くことが出来るのなら、1つ2つ歯が抜けてるのはそりゃわかりますけど、パドックで確認できるのは、馬が何かの拍子で下顎をむき出しにした瞬間に、横からチラッと3~5本程度の歯並びが見えるかどうかでしょう。
それでおかしいかどうかを馬体を見るついでに確認してくれってのは、無理難題ですよ。
ハミで口を切って血が流れている、周回中ずっと歯ぎしりが激しい、そういったことならわかりますが、これは不可能ですね。

――――
話は少し変わりますが、こういった成長期に出てくる問題を気にしなければいけないのは、主に休み明けの重要レースでしょう。
2歳の夏に重賞を制覇し、先々のローテーションが決まってる有力馬は、レースに出る前にこの問題を気にしなければいけないでしょうね。

3カ月や半年も先の重賞への出走が、既に決まってしまってて、中間に何かアクシデントがあっても出なければならない立場の馬。
新馬戦や条件戦の馬であれば、直前の追い切りで不安が出れば、出走を回避したりで対処は効きますが、重賞は置き換えが効きません。そこを逃すと、今後G1に挑戦するための計画が狂います。
今週行われるラジオNIKKEI賞も、有力馬にアクシデントが出たそうで。重賞でタレント扱いされる有名どころは、つらい立場に置かれることもあるんだと考えておく必要があります。