スプリングS

スプリングステークス 過去成績
フラワーカップもそうですが、年々、ここらのトライアルに出て来る馬はレベルが落ちつつありますね。
本番に向けて使わなくて良い体制が出来たので、これは今後も変わらないです。
それよりも、権利取りのラストチャンスで出て来る馬達メインのレースになっていくのでしょうね。

そんな中でのヴェルトライゼンデ。
敢えてこんな所に使ってくる意味は・・・試行錯誤を続ける姿勢故なのかなと。
大方の共通認識として、もう皐月賞・ダービーの2冠はよほど飛び抜けた馬じゃないと無理、があると思う。
本格的に「外厩」が使われて出して、現状の最適解は皐月賞ぶっつけ→ダービーです。
サートゥルナーリアのレベルでも足り無かったので、最適解とは言え、こなせる素材がなかなか出ない。
世代トップの馬を持っていて、どちから選ぶなら?の選択が出来るのであれば、そりゃあダービー取りますよね。
必然的に皐月賞は捨てレースか、そもそも出走すらしなくなり・・・その価値も低下中。

で、あれば。
次は、そんな皐月賞を確実に獲る方法を見つける事。
池江厩舎は元々が「使う」系の厩舎です。
オルフェーヴルもそうだし、アルアイン、ペルシアンナイトもそう。
キタノコマンドールでさえ皐月賞は使いました。

今のダービーは使わない、使うとしても裏街道から、の方が断然有利。
皐月賞?そんなのただの叩きや!ぐらいが丁度良い。
そういう流れとは池江厩舎は逆ですね。
目指すところが違うのかもですが、オルフェーヴルという馬を管理してしまったが為に、そのドグマから抜け出せないのか・・・。

スプリングS自体はこんなレースです。
開催ビューワのレース選択画面を使ってみると。
過去の出走馬一覧

t1
1番人気が馬券圏内を外す事はほぼ無いものの、勝ち馬は荒れます。
勝ち馬は関東馬でハイブリッド指数印上位。
上記の表から、関東馬+HB印で「注」以上のフィルタを掛けて、4角通過順で並び替えると。
t2
例年だと、この馬を自動的に買っていれば良かったレース。
逆に関西馬は・・・。
t3
人気でもイマイチですよね。
決して馬が弱いわけでは無いです。
皐月賞馬にダービーなんて2頭もいるし。

レースの質がそういう事なのであれば、関西の人気馬は嫌って関東の指数上位。
もう1つのパターンでキタサンブラックのように「推定」前半上位。
この2つで選ぶレース。
・・・でした。
今年は流石に、地方馬2頭、近走不振な1勝馬を除くと実質5頭くらいしかおりません。
金曜日のフラワーカップ、土曜日の若葉Sと同じく、ここも1勝クラス程度という考えで良さそう。
過去の傾向に拘る年では無いですね。



なので池江厩舎のヴェルトライゼンデ。
年明け初戦を叩きに遠征して来た・・・では無く、これまでの管理馬同様に勝って本番に行って、皐月賞獲るために来た、という認識で。

出走馬をHB印順に並び替えてみると。
t4
この赤でチェックが入っている馬達で決まりそう。
2・シルバーエースはHB印は足り無いものの「前半」上位。
しかも、この開催での横山典弘騎手は、芝で結構真面目に乗ってたりします。
4角通過順で並び替えると。
t5
・・・らしくない!
ちゃんと前付けして、最後も追ってるんですよ。
これ、シルバーエースの枠と「前半」印なら逃げるまである。
ちなみに、同騎手の芝での4角先頭成績がコレ。
t6
真剣に乗ってさえくれれば、この人、本当に上手いんです。
レースの上手さという点では、現在リーディングトップの川田将雅騎手よりも全然上な面はあります。
馬に対して「直線で真っ直ぐ走ってくれれば」というフレーズがあるように、同騎手に対しては「ちゃんと乗ってくれれば」があるのだけれども。

M・デムーロ騎手のダメさ加減。
田辺裕信騎手の勝てない具合。
三浦皇成騎手の上級条件での脆さ。
そして、横山典弘騎手の今回は本気で乗るの?の信頼度。

スプリングSに於いては、ここらは理論的に詰めるよりも、もう博打ですね。

◎3・ヴェルトライゼンデ
〇2・シルバーエース
注8・アオイクレアトール
△7・ガロアクリーク
△9・サクセッション


阪神大賞典は見るレース。
なので、明日のコレの該当馬でも。



阪神

午前中からだと以下のように。
HBリストと合わせてどうぞ。


t1



t2



t3



t4