コロナさえ無ければ…今頃、僕は香港にいたはず。
もう、しばらく行けて無いですね。来年こそは行ける状況になっていれば良いのだけれども。
そして、その時の日本円・香港ドルの相場も心配ですが、何より向こうのPATに入れてあるお金大丈夫かな…。

阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ

先にTwitterでやってしまっております。
その補足くらいですね。

印はこんな。

◎10・サークルオブライフ
▲17・ナミュール
注8・ステルナティーア
注13・ウォーターナビレラ
△1・ナムラクレア
△16・ベルクレスタ
△18・パーソナルハイ

阪神JFは、そんなに荒れ無いレースです。
人気馬を嫌ったところで、来るのはその次順の人気馬って感じのレース。
買いたい馬が8枠に揃ってしまったので、個人的にはキツイな…と。
毎年バッチリ18頭が揃うこのレース、8枠の厳しさはご存じの通りです。
t8
人気馬も、HB印◎もことごとく粉砕される呪い。
唯一2着まできたリスグラシューは、3年後の同じ12月の有馬記念で牡馬G1を全部潰して圧勝したレベル。
そこまでの馬でさえ2着まで…。

t5
17・ナミュールはその8枠で、前走1勝クラスで、1番人気です。
レースも強かったしハイブリッド指数も高いし、鞍上はC・デムーロ騎手。
それでも8枠というだけで評価を落とさざるを得ない。
それが8枠。
なのですよ。
ちょっと人気無いところで面白そう…な残りの2頭も8枠。
僕に馬券買わせる気無いでしょ?って疑いたくもなりますよね。

2番人気は8・ステルナティーア。
t9
C・ルメール騎手、ノーザンF馬で、木村哲也厩舎。
字面は揃っております。
関東馬がG1を勝つ黄金パターン。

だけれども、新馬、2走目のサウジRC共に鞍上は福永祐一騎手でした。
香港国際競争が無ければ…どうだったんだろ?

長くなるかもですが、ちょっと見てみましょ。


2016年以降の、C・ルメール騎手の2歳重賞の成績。

・2016年
t1
・2017年
t2
・2018年
t3
・2019年
t4
・2020年
t5
・2021年
t7
お分かりだろうか?
って、分からんですよね。簡単です。
重賞、しかもG1で来るような馬なら新馬戦からC・ルメール騎手です。
特に関東馬ならそれは重要。
そして、お手馬が被った時にも選ばれる馬です。
ステルナティーアが新馬戦の時には、C・ルメール騎手はエルムSでわりと目無しの馬に乗っておりました。
サウジRCの時には勝ち馬のコマンドラインに乗っておりました。
そもそも…ではありますが、今年はノーザンF馬+C・ルメール騎手の牡馬がドハマリしている年。
夏の早い段階で新馬を使って、休養しての、秋の重賞。
牝馬も合わせ今年はこのパターンが主流なのですが、牝馬はイマイチ成功しておらず。
逆に牡馬、イクイノックス、ジオグリフ、そしてサウジRCのコマンドライン。
全部成功しちゃってますね。
どうせ、朝日杯とホープフルSはそれらが勝つだろうから、ここはきっとお休みなはず…。

おまけで、木村哲也厩舎が復帰してからのC・ルメール騎手が騎乗した成績がこんな。
t10
まったく崩れ無し。
に見えますが、2歳牝馬のコラリンは4着だし、牝馬はどれも勝てておりません。
2歳牝馬でちょっと躓いている感はありますね。

と、人気2頭を8枠と人間要素の状況で下げると、順番で10・サークルオブライフになる訳です。
あとは、関東馬が関西でG1勝てるの?をクリア出来ればOK。

2019年以降、関東馬が勝ったG1の一覧は。
t6
関東馬がG1勝てるようになった…は近年の話です。
ノーザンF馬陣営が騎手を揃えて、「外厩」を整備して、調教師を手配して。
全部揃えてここまで来ました。
「外厩」に関しては遙か昔に纏めてあります。
し、もはやそれは当然のインフラで、レースに出走するという処理に組み込まれております。
今となっては当たり前過ぎて特段有効なツールでも無いかなと。
段階としては次、ですよね。

例えば、関東上位の国枝栄、手塚貴久厩舎の重賞勝ち馬だとこんな。

・国枝栄厩舎
t1

・手塚貴久厩舎
t2
確かにノーザンF馬陣営の力は偉大です。
G1には必須。…でした。
でもずっとその関係を続けていれば、当然ですがノウハウは伝播します。
全てノーザンF関係しか預からない!って訳でも無いし。
NFグループは競走馬の管理・育成手法が他の陣営よりも圧倒的に抜けていますが、それでも、時間と共にその差は解消されつつあります。
また同時に、厩舎の側のスキルも上がる。
最後のピースとしての騎手問題。
C・ルメール騎手に頼り切りだったのですが、ようやくあちこちに馬を回して育てた甲斐もあり、横山武史騎手が完成しました。
更に、M・デムーロ騎手も関東に来た。
これでようやくノーザンF陣営以外にもやれる事の幅も質も上がって・・・の結果が出たのが今年。
2021年ですね。
ユーバンレーベンがオークスを勝って、タイトルホルダーが菊花賞を勝ちました。

このようなバックボーンがあるならば、サークルオブライフに勝つ事を期待するのも悪く無い。
それに、父エピファネイアも今は強力な武器ですものね。
デアリングタクトもそうでした。
t3
殆ど馬に関して触れる事無く…も、たまにはこんな方法で考えるの楽しいものです。
ちょっと視点を広げすぎた感はありますが、眺め方の1つしてね。