クロノジェネシスみたいな馬がいないと、宝塚記念は一気に難しくなりますね…。
これだけ難しいのだから、しっかり考えるのは宝塚記念だけで良いかな。
他は、土曜日と同じように…特に阪神以外のG1裏開催はやりやすいと思います。

阪神11R 宝塚記念

明日の競馬 6/26の下書き
宝塚記念 過去成績

↑で宝塚記念についてはザックリとみました。
ハイブリッド競馬新聞のデータでも、確認しておきましょか。

HBリストで過去を見ると。
t1
HB(ハイブリッド指数)印の◎○▲(1~3位)の成績は、良いとは言えず。
特にHB◎のC・ルメール騎手がずっとぶっ飛びちらしておりました。
もう少し詳しくみると、各年度のHB上位3頭はこんなです。
t2
C・ルメール騎手、昨年のクロノジェネシスを除けば、20年はサートゥルナーリア、19年はレイデオロ、18年はサトノダイヤモンドとずっと牡馬。
前走、前々走でG1で好走すると、当然ハイブリッド指数は上がります。
その高い指数を持って宝塚記念に出走して…散っていく。
そんなサイクルになるのは、宝塚記念が大体「3走目」になるから。
この3走目問題は、今の競馬技術を持ってしても高い壁です。
牡馬であれば、今年初戦の前哨戦(もしくはG1の大阪杯)を使って、天皇賞(春)か大阪杯で春の1番の目標へ向けて仕上げて、レースでもガッツリと走って…最後にココ。
最初から「宝塚記念獲るぞ!!!」では、ここへは来ませんよね。

だからこそ、毎年勝ち馬はノーザンF馬になるです。
使ったダメージのケアが飛び抜けて上手いので。
そして、1走節約出来る分、近年はずっと牝馬が有利だったりもします。
牡馬で1・2走目を好走して、3つ目の宝塚記念でも連対したのはドゥラメンテまで遡らないとおりませぬ。
ゴールドシップもキタサンブラックも同じパターンで連対を外してましたね。

ちなみに、同じグランプリの有馬記念だとこんな。
HBリストの1ブロック目の成績です。
t3
宝塚記念とは全然違う。
し、もしかすると、今後は宝塚記念もこんな風になっていくかも。

HB上位がそのまま着順上位になりやすいのは…。
1つは、3歳の菊花賞からのチートルートの存在。
古馬であれば、徹底して天皇賞(秋)→2走目が有馬記念でJC使うなら有馬記念は使わない。
春よりも秋の方が、レースは組みやすいのでしょうね。

フィエールマンぐらいじゃないと、初戦で天皇賞(春)はやっぱり難しそうです。
ドバイや香港と海外への選択肢もとりやすいので、どうしても宝塚記念は後回しの扱いになってしまう面も大きい。

そんな風に考えるのが面倒であれば、HB上位からは1頭。
そして、HBリストの1ブロック目の後半~2ブロック目の前半から、メインとなる馬を選択する。
ってぐらいに考えておけばOKです。

今年だと。


t4
赤枠で囲った部分が「HBリストの1ブロック目の後半~2ブロック目の前半」の該当部分。
順番にみていくと。

15・ディープボンド
t5
阪神大賞典→天皇賞(春)でキッチリと既に2走。
昨年と同じ使い方ですが、そこで休養となりフランスへ。
これまでのキャリアでも、3走続けて好走した事も無いです。未知のゾーン。
過去には同馬以上の馬はゴロゴロいて、殆どが失敗したコースです。

18・ポタジェ
t6
8枠で、ノーザンF馬で、近2走の内1つ、しかもG1勝ち。
字面は揃っております。
でも、陣営的には徹底した裏街道を歩ませてきた馬。
4連勝でOP特別を勝って以降も、G1は天皇賞(秋)だけで、初重賞勝ちが前走のG1大阪杯。
現代競馬のローテ、その先駆けとなったルージュバックから5年経って、ジンジャーパンチの仔でようやくG1獲れました。
明日は多分、吉田隼人騎手がそのままの騎乗となるでしょう。
もしダメでも、川田将雅騎手になるだろうし、それならそれでヨシ。
今回はパンサラッサ、タイトルホルダー、更にアフリカンゴールドが前で競馬をする流れ。
それは、レイパパレ、ジャックドールで似たような事を経験済みです。
大阪杯も今回も、形は合っている点はプラス。

11・パンサラッサ
t7
有馬記念と同じく、1番先頭を走るのはこちらでしょう。
そこにアフリカンゴールドも加わります。
同馬にとって今回、有馬記念の時よりもプラスになる要素が…無いですよね。

13・アリーヴォ
t8
武豊騎手がノーザンFのクラブ馬で勝つ…無い。かつないのです。
どこまで行っても、2着でピタッと止まる。
反面、2~3着には結構きます。
2勝クラスを勝って菊花賞へ行き7着。
年明け初戦の3勝クラス勝つと、ハンデとは言え1発で重賞勝ちからG1で3着。
「詰脚」パターンも「青・赤」をコンスタントに続けており、今回も同様の競馬でしょう。
動き出しは早くなりそうな流れで、小倉大賞典のような形で直線に入れれば2~3着は獲れそう。

12・ウインマリリン
t9
牝馬で今年2走目。
日経賞、オールカマー勝ちと、牡馬混合重賞でも勝てる牝馬。
ので、コースは合いそうですよね。
エリザベス女王杯でも4着はありました。
小回り、外目の枠、松岡正海騎手。
こんなん買うでしょ。

7・デアリングタクト
t10
前走が1年以上ぶりの休み明け。
正直、回ってくるだけだと思っていたのですが、直線の坂下までは勝つ可能性を見せたレース。
上積みで言えば出走馬中もっとも高いのが同馬。
疲れていない、上積みがある、そして過去に能力を示している。
これが1番選ぶべき馬のパターン。
デアリングタクトは合致しておりますね。

このゾーンから2頭、が宝塚記念での想定。
後は、1頭は来るHB上位の3頭から1頭選んで、3ブロック目からも内枠だったり鞍上だったりで3列目用に拾っておきましょ。

1・オーソリティ
t11
HB▲(3位)、前半△(5位)、後半△(5位)

ドバイ・シーマ・クラシックからの宝塚記念。
しかも今年使ったのは海外の2走のみ。
毎回春・秋に2走ずつが同馬の形。
サウジでの1走はG3で相手も相当に軽いメンバーで、回ってきただけ感でした。
まだ余力は充分でしょうし、追い切り指数も1週前に「50」と高い値。
この日を最後に、しばらくは海外で騎乗予定のC・ルメール騎手。
前のポジション取って、ロス無く回って、早めにスパート。
JCのような競馬になりそうですね。
HB印上位の中では、安定感でトップでしょう。

絞るのは…無理ですわコレ。
3連系なら3列目は広めにとる予定。

◎1・オーソリティ
〇13・アリーヴォ
▲7・デアリングタクト
注12・ウインマリリン
注18・ポタジェ
△2・アフリカンゴールド
△4・エフフォーリア
△9・マイネルファンロン
△6・タイトルホルダー
△15・ディープボンド

アリーヴォ、ウインマリリンからなら、ワイドでも悪く無い配当ですかね。