普通に考えた割りには、オッズとはちょっと乖離した予想になってもうた。
2枠信仰強すぎじゃね?とは思うのだけれども。


阪神11R 菊花賞

どのレースでもそうですが、1~3番人気が全滅ってほぼありません。
菊花賞だってそう。
菊花賞 過去成績

t2

少なくとも1頭は3着以内には残ります。
でも、前売り時点でのオッズを見ると…全部消えそうな感。
前哨戦が実質2つしかない菊花賞で、神戸新聞杯とセントライト記念はこれだけ差が出ちゃっております。
秋華賞の紫苑Sとはシェアが全然違います。

菊花賞で1~3番人気の結果と、前走レース
t1
近年ではオーソクレースの1頭のみ。
セントライト記念で上位に来ると、菊花賞ではやはり人気になります。
そういったタイプの馬がアカン。
セントライト記念自体は悪く無い、そこで上位に来るのも悪く無い。
でも…だからと言って人気になるとダメなのですよね。不思議と。
走っても人気にならないような馬、これがセントライト記念組。
キタサンブラックとかサトノフラッグとか、そんな手頃な馬達でこそ、なのだと思う。

今年は逆転現象が起こっており、神戸新聞杯を好走しても人気にならず…の年。
こんなの初めて、かどうかはちゃんと調べて無いから分からないけど。

17・ジャスティンパレス
t3
HB▲(3位)、前半△(5位)

神戸新聞杯勝ち馬。
しかも、「詰脚」パターン「黄色・赤」での勝利です。
神戸新聞杯でそんなパターンで勝った馬なんて近年おりませぬ。
また、つけた着差も0.6秒差。
サートゥルナーリアでさえ0.5秒だったので、コースも相手も違うけれども、その世代のそれなりの馬が集まるレースでは圧倒的な勝ち方です。
皐月賞もダービーも鞍上はMデムーロ騎手で、同騎手はもうずっと…後ろから捲り気味に上がって直線届かないマシーンです。
挙げ句、途中で追うのすら止めてしまいますしね。
仕方無い。騎手が悪い、ハッキリ悪い。
その前のホープルSではC・デムーロ騎手が普通に乗って前の競馬、C・ルメール騎手の時だって先行しておりました。
鞍上変わって、普通にレースをしたら、圧勝した。
というのが前走。
追い切り評価は「B」で調子も問題無し。

同馬を含め、8枠の3頭は全てノーザンF馬。
これも過去の菊花賞を見れば
t4
殆どの生産牧場はノーザンFで占められております。
しかも、強い3歳は菊花賞に行かず、の中でこの結果です。
今年もダービー上位馬は天皇賞(秋)ですよね。
その分ポロポロ負けて他の陣営に勝たれてしまうのだけれども…。
8枠は確かに厳しい。
それでも、バックボーンと前哨戦の結果と騎手。
そこにノーザンF馬要素がが乗っかるので、外枠の不利の分は相殺されますね。
というか、今回の展開であれば、外枠でむしろ良かったまである。


同じく8枠の16・フェーングロッテン
t5
HB印△(5位)、 前半〇(2位)

HB印入りなので、圏内に来る最低条件はクリア。
ノーザンF馬で、追い切り評価は「B」はジャスティンパレスと一緒です。
前走は新潟記念で、菊花賞では珍しい古馬混合重賞から。
近年だと、レインボーラインが札幌記念3着から菊花賞で2着。
そしてブラストワンピースが新潟記念で楽勝しての、菊花賞4着。
まだ2頭だけですね。
春に消耗せず、ラジオNIKKEI賞を勝って、間空けての新潟記念。からの菊花賞。
春のクラシック捨てて秋狙いなら、これは悪く無い使い方。
菊花賞自体は古馬換算で3勝クラスぐらいです。
ハンデあったとは言え、古馬重賞で人気になって、前で競馬して、上位に入れたのだから足りております。

このように、それなりに説得力のある馬だったりします。
レースが始まって、ゲートが開くと…。

松若風馬騎手が同馬を押して出していく。
内の近い所にはアスクビクターモアがいる。
でも、そちらは「抑えて出していく」タイプです。
行け!ってやったらホントに行ってしまうです。
同じ逃げ・先行でも「押す・抑える」と違う。
これから3000m走るのに、危なっかしくて田辺裕信騎手はフェーングロッテンの前に行くようなスピードでは行かないですよね。
を、見ながらのジャスティンパレス。
最初のコーナーまではたっぷり距離はあるし、前は早い段階で隊列は決まりそう。
岩田康誠騎手が狂ったように逃げたりしない限りは、ある程度の展開に収まりますよね。
アスクビクターモアを見ながら…が1番ベストであろう1・ガイアフォース。
内をロス無く進めるのは1枠1番の通り。
ですが、思った以上にポジションは下がりそうですね。
外枠の馬が行って、それを待つと、マイネルトルファン、セイウンハーデスといった真ん中辺りの馬に行かれます。
行かなければ何も無いし、行っても何も無い馬達が1つ前にいる状況。
直線の先導役には全くの役立たず。
なので、自ら外に出して進路を探して追い出すとなる。
そのタイミングと動作は松山弘平騎手、抜群に上手い。
でも、その時に結構前が遠い可能性。
外から先に上がって行っているジャスティンパレスよりも後ろになりそうです。
更に前には、フェーングロッテン。

僕の頭の中ではそんな直線です。
フェーングロッテン、ブラックタイドにキングヘイローという血。
キングヘイローの替わりにサクラバクシンオーでも…イメージ的には似たようなものでしょ。
血統詳しい方に見られたら刺されそうな雑さですみません。


◎16・フェーングロッテン
〇17・ジャスティンパレス
△18・セレシオン
△6・ビーアストニッシド
△1・ガイアフォース
△11・ドゥラレース
△4・ボルドグフージュ

2頭以外は週中のTwitterに何かしら書いたような馬達ですね。
外枠がカナリ嫌われているようですが、8枠からの枠連メインでも良さげ。
8-8で決まる菊花賞…見たいです。