1月1日関西圏の人が競馬をするのなら、それはもう高知しか無いでしょ。
と言う事で、実際に行ってきました。

前回高知競馬場に行ったのは2年前の黒船賞の時。
当時からは・・・。

・神戸空港からFDAの便が就航
・競馬場へのバスが、送迎バス以外にも民間の路線が追加

という要素が加わっております。
せっかくだしその2つを使ってみようかと。

神戸空港→高知

飛行機の出発時刻が7:05とカナリ早い。
家は天六という所にありまして、梅田(大阪)駅まで歩いて20分ほど。
地下鉄の始発が5:14で、これに乗ればギリ間に合うか?と非常に微妙なライン。
よし、ここは敢えて歩かない!年始めのギャンブルとしては、まず、飛行機に間に合うかどうか?を賭けてみよう。

まだ全然空が暗い時間に出て、天六から梅田に出てからの京阪電車で神戸の三宮へ向かう。
普段神戸へ行く時とは違って、朝の早い時間は各駅停車しかありません。
普段は特急(と言っても通常料金で乗れるやつ)で間の駅をガンガン飛ばしていくので、全然進まんな・・・という行程。
いやこれ、ホントに間に合わないのでは?疑惑も出て来る始末。

ようやく三ノ宮に着いて、そこから空港行きのモノレールへ乗り換え。
阪急からポートライナーの駅へ向かう途中、ふと視界にはタクシーの姿が。
モノレールよりも車の方が早い?
歩きつつGoogle先生で調べたら、それでもモノレールの方が早そうですね。
途中の橋で初日の出待ちの混雑に巻き込まれる可能性もありそうだったので、当初の予定のままモノレールに乗る。

徐々に空が白み始める中、マイペースで進むモノレールさん。
する事もないのでボーッとしていると、そういえばポートピア連続殺人事件は、ポートアイランドの何やらかんやらだったけか・・・とどうでも良い事を考えつつ。
オホーツクに消ゆをMSXでやった記憶がよみがえり、ニポポ人形って単語アレ以来は聞いた事無いな。
でも、子供の頃ゲームで知った摩周湖を実際に行った時はちょっと感動したな。
・・・って、まだ着かんのかい!
観光旅行できているであろう中国人らしき家族を見て、そういえば元気の無い中国人って見た事ないな。
あの人たち、落ち込む時も派手に落ち込むしなー。
・・・おお、ようやく次の駅が空港か。

空港の駅についた途端、ダッシュでカウンターに向かう。

もうすぐチケットのカウンター、という所で
「高知空港行き、821便にご搭乗予定のイイムラ・・・」
ってアナウンスが流れだし、最後まで言い切る前に案内のお姉さんがコチラに気が付いてくれた。
「・・・さま?」
なので、アナウンスの最後が微妙に疑問形でした。

手際よくチェクインしてもらって、急ぎましょう、いや走りましょうよと中々ノリが良い。
「私が付き添えるのはここまでですー」
と、保安検査場の先頭まで押し込んでもらってお別れ。

よーし、間に合った!
でも今後この便を使うのであれば、もう1本早い方が良さそうです。
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飛行機までは歩き。
その奥にはヴィッセル神戸の機体が。
この日、東京では鹿島アントラーズとの天皇杯があり、そこへ向かう便だったようですね。
ちなみに、試合の結果は・・・勝利!おめでとうございます!



大分明るくなってからの離陸ですが、そこで初日の出を拝む。

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元旦に飛行機に乗れば、確実に初日の出は見られるんですよね。
気にしたこと無かったけれども、世の中のどうしても見たい勢の方は毎年飛行機に乗っているのかな。
ムンクの絵にはよく月が描かれております。
しかも、ほぼ確実に毎回、月の下には柱のような物とのセット。
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子供の頃は、この棒みたいなのは一体何だろ?と思っていたのですが、太陽版だとコレの事なのね。
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水面に反射した太陽の光。
月でここまで行くのかな?それとも、白夜の時の太陽なのかな?
でもこれ、ちょっと高いとこからじゃないと、あの長さで見えないような。

搭乗時にお茶を買って乗り込んだのですが、紙パックで無料のお茶がありました。
フライト時間は30分ほど。
紙パックのやつで充分でしたね。ペットボトルは荷物になるだけでした。
四国は空からみると、地表は山山山の山だらけ。
海岸線を除けばほとんど平地が無いですね。
町の政治家の事務所、自民党の誰かだったと思うけど、その看板には「四国に新幹線を!」的なものが掲げられてましたが・・・いや、それ無理だわ。
どれだけのトンネルを掘らなければならんのや?と。

高知の早朝

高知の空港から中心地まではバス。
非常に人柄のよさそうな運転手の方が、土佐弁で色々と案内してくれます。
元旦から仕事というだけで凄いのに、そこまでしっかりやられてしまうと、遊びに行っているだけの僕としては・・・恐縮です。

町に着いて、さて朝ごはんでも食べよう!
せっかく高知に来たことだし、何にしようかなー。


・・・おや?

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ハト以外、動くものの気配がしませんね。
唯一人がいそうなところがミスタードーナツだけでした。
先ほどのバスの運転手の方もそうですが、ここのバイトの女性も気が良いなあ。
土地柄なのでしょうかね。
まだ高知の1Rまでには全然時間もあるし、しかも本日は元旦です。
初詣的な事でもしてみましょ。
幸い近い所にそれっぽい物もある。

ニワトリがやたらいる小さな神社で初詣を終えて、横を見ると城が。

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1月1日は入館無料デーとの看板。
なかなか来る機会も無いし、せっかくなので登ってみた。

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夜にイベントをやっているらしく、卵形のオブジェがあちこちにありました。
ライトで光るっぽいです。

城の中には展示物も多く、中でも気に入ったのはコレ。

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クラス名:農業侍戦士。
武器:主に槍。
ファーマーサムライウォリアージャベリン。
(堅くて長い棒)
格好いいじゃないか・・・。

などと観光していると、そろそろ良い時間。
いざ競馬場へ!

と、バス停に向かう途中で、帽子の下には明らかにすごい美人な女性の方。
一緒に行っていたカッシーが「あれ、広末涼子ですよ」と教えてくれました。
よく分かるな!
僕は昔から人の顔を病的に判別出来ないので全然分かりません。
病的というか、きっと調べたら診断名が付くレベルで病気判定されると思う。
個人の判別は出来ないけれども、分類くらいは出来る。
確かに・・・町全体でも似たような顔立ちの方は多い気がする。

でもそれ以上に衝撃的だったのは、皆さん信号をしっかり守るところ。
車走ってないけど・・・?
でも、赤信号では待つんですよね。
普段は電車や地下鉄よりも、バスや路面電車に乗って車視点で移動する事が多いせいなのでしょうかね。

高知競馬場

無料バスが無い時間。
もしあったとしても・・・せっかくだし民間のバスで行こう。

横浜方面行きに乗ります。
競馬場への直通とは違って、あちこち回りながら行ってくれるので面白いですね。
知らない土地は見るだけで楽しい。
路面電車と併走するのも普段は味わえないし。

大型のパチンコ店と、スーパーマーケットがいくつかあって、お弁当屋さんも多いですね。
暫く進むと平地が終了。路面電車もそこで終わって、山あいに入って行きます。
脇に逸れて坂道を登っていくと市営の団地がありました。
海か山かの2択では、住むなら山という選択が多い印象。
でも途中でも空いている土地はあったのに、何故ここに団地を作ったんだろう?

高知競馬場の近くに、ローソン「高知競馬場前店」というのがありますが・・・店名の割りには近くないです。
歩いて2kmあるので、もしコンビニに用があるならば町で済ませておきましょう。

競馬場に着くと、凄い行列。
え?もうとっくに開門しているはずだし、それでこの列???
仕方無い並ぶか・・・と迷っていると、警備員のおじさんがこの列は福袋のための列と教えてくれました。
普通に入場するなら並ぶ必要無いとの事。
確かに、入り口には福袋の段ボールが積まれており、これ目当てだったのか。
あれ、中身何だったんでしょ?ちょっと気になる。

高知競馬場へ行った時には、とりあえずの場所確保として4階の指定席は取っておいた方が良いです。
エレベーターでも行けるのですが小さすぎて全然人が運べておりません。
階段でどうぞ。
そして取るなら場所は何処でも良いので、1番前の列をとるべき。
5列くらいあるのだけれど、1番前の席以外は机が狭すぎてノートもタブレットも新聞も置くには厳しいです。
値段も安くて400円くらいだったはず。

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もう1つのメリットは、馬券が買いやすい。
発売窓口は殆ど閉鎖されてしまっており、締めきり前は結構並びます。
指定席エリアは中の人しか買えないので混雑はマシ。
PATで買えば良いのでしょうが、せっかく競馬場に来ているのだから紙で楽しみたいところ。
それに中間マージンを取られてしまう分、競馬場へ落ちるお金も減ってしまいます。
行った時くらいは、しっかりお金を使わないと・・・なんか申し訳ないなと。


1R目のパドックが始まりました。 IMG_1816

誘導馬は、仕事して本当に役立っているかどうかは別として、見るだけで癒やされる。

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何はともあれ、今年1発目の馬券です。
気持ちよく当って欲しいぞ。

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相変わらず・・・順番が少し変わるだけで3連複と3連単の配当の差がおかしな事になりますね。
ひとまず的中で、もうこれだけで来た甲斐はあったなと。

この日は天気も良くて、日が当たるところは1月1日とは思えない暖かさでした。
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空もキレイ!
この後は競馬場内をウロウロと。
途中で、マキシマム競馬新聞のプリント版を使っている方を発見!
実際に使っている方を見るのは本当に嬉しいですね。

あっという間に時間は経って、日が落ちる寸前。
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そして、一旦太陽が沈んでしまうと・・・。
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いつも映像で見ているものの、夜は神秘的な感すらあるな。
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この時間になると地元の方も帰ってしまわれるようで。
昼には多く感じたお客さんも、夜には大分減っておりました。

1400mのスタート地点は引き込み線の奥に。
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ここでスタート見てから、4角地点へ少し移動すると。



赤岡修次騎手が先頭で回ってきました。
回りが静かなので、スタート時も4角回って来るときもムチの音しか聞こえてきません。


高知競馬場名物の、逆転1発ファイナルレース。
この日は12頭立て。
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・・・にも関わらず、9頭BOXの3連複や!
3頭しか消してないので、配当は別として(それでもガミはほぼ無い)当たる事は当たる。




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外れたけどな!


ファイナルレース終了後、20分くらいで最終の送迎バスが来ます。
これに取り残されると・・・この季節なら死ねる。
高知競馬場の回りは山で囲まれており、何とも言えない雰囲気。
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もう帰る!

帰りは深夜バス。
1日は薄暮競馬だったので普段よりも早く終わってしまい、結構時間が余りますね。
高知に来たのだからカツオでも食べて帰りましょう。

わー。

元旦だった・・・。
殆どのお店が閉まってる。
商店街で唯一開いていた鰹屋さんも満杯。
これは暫く入れなさそう。
ので。
再び朝行ったミスドへ。

今回このミスドが無ければ、相当辛い事になっていたはず。
高知のはりまや橋のミスタードーナツは神。という結論で。

その後は何とか鰹も食べられて、残る1つの課題へと。
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無駄に路面電車に乗って終了。
ノープランで何も決めないまま行ったわりには、1日ずっと遊べました。
やはり、たまには旅も良いですねぇ。
次回は何処に行こうかな。

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梅田に戻ったら・・・ここもデジャヴのように地下迷宮には誰もおらず。
2日の早朝だとこんなものなのかな。