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重賞一覧ビューワ(無料)
ビューワの見方

さきほど軽く触れた


もう少し詳しく見てみましょ。
2015年以降のG1を、出走制限の馬齢別に並び替えたもの。

・2015年

C・ルメール、M・デムーロ騎手がJRAの所属となって、春から騎乗開始。
キタサンブラックが菊花賞勝利。

古馬ではマリアライトのみが、ノーザンF+クラブ馬でのG1勝利。
ラブリーデイが2勝で、NF馬は古馬路線で3勝。

3歳はドゥラメンテ、ミッキークイーンが登場。

2歳は2つともNF+クラブ馬で、C・ルメール、M・デムーロ騎手が勝利。
t6

・2016年

武豊騎手がキタサンブラックをゲット。
R・ムーア騎手が、モーリスで2年連続G1勝利。
C・ルメール騎手は3歳G1は、メジャーエンブレムとサトノダイヤモンドで2勝。

古馬では昨年と同じくNF馬は3勝で、その内キャロットFのマリアライトが1勝。

3歳は、皐月賞、桜花賞以外は全てNF馬。

2歳はフランケル登場。
ソウルスターリングで阪神JFを勝利。鞍上はC・ルメール騎手。
t5

・2017年

H・ボウマン騎手が日本・香港のアジア圏で乗り出す。
C・デムーロ騎手も秋に短期免許で来日。

古馬ではキタサンブラック無双の年。
クラブ馬は0勝も、NF生産馬はこの年は6勝。

3歳はレイデオロがダービー制覇。
年明けの皐月賞ぶっつけで凡走→ダービーというローテ。

2歳の阪神JFはラッキーライラック。
デビューからの主戦は、関西馬なのに石橋脩騎手。
NF陣営的には、関東の若手から選択するなら同騎手だった…って事なのでしょう。
同様に。
皐月賞ではアルアインに松山弘平騎手。
外国人騎手を沢山呼んではいるものの、国内の有望な若手にも馬を回しておりました。
t4

・2018年

J・モレイラ騎手が、香港では無く日本で乗る。沢山乗る。
秋の外国人騎手短期免許も人数増える。
角居調教師、飲酒運転で管理が一時期殆どが中竹厩舎へ。

古馬はマイルCS以降は全て3歳馬の勝利。
NF馬は、秋の芝レースではスプリンターズS以外全て勝利で、全てクラブ馬。
ダートと短距離以外で勝て無かったのは、ヴィクトリアマイルだけ。

3歳はアーモンドアイが3冠。
全て前哨戦はスルー。
フィエールマンがラジオNIKKEI賞からぶっつけで菊花賞制覇。
関東馬、イコール「天栄」馬はレース使わないが正義、を確立。
クロノジェネシスにはデビューからずっと北村友一騎手を配置。

2歳戦も全てNF馬。

今のノーザンF的戦略が悉く上手く行って形になった年。
t3

・2019

D・レーン騎手襲来。
M・デムーロ騎手がおかしくなり始める。

古馬は昨年の焼き直しのような状況。
更に、ヴィクトリアマイルを勝って、クリソベリルでダートでも当分の間はG1に困らない基板を得る。
残るピースは、1200mとフェブラリーSのみ。

3歳はサートゥルナーリアがぶっつけの皐月賞で成功。
も、今度はダービーで失敗。
角居調教師のインタビューが、とてもダービーを獲った調教師のソレじゃ無い感。
他はNFが全て持っていきました。

2歳はコントレイルが出現。
t2

・2020

コロナ大流行。
競馬も一般社会も、これで大きく変わってしまいました。
普段以上にC・ルメール騎手に馬が集まるようになる。

古馬は、フェブラリーS、高松宮記念は逃すものの、現状は他のレースは全てNF馬の勝利。
内訳も個人馬主が消えて、全てクラブ馬。

3歳は牡牝共に3冠馬が誕生。
コントレイルは、ホープフルSからの皐月賞でサートゥルナーリアと並び、そこからダービーを勝ちレイデオロの失敗もクリア。
デアリングタクトはエルフィンSから間隔開けての桜花賞、オークス→秋華賞とほぼアーモンドアイをなぞる形での3冠。
これまでNF陣営が持っていたノウハウ、主に「外厩」回りが他に追いつかれた形となりました。
t1

と、軽く眺めてみました。
見る人によって、注目する所は違うだろうし、それに伴っての解釈も大きく変わると思います。
実際にビューワを使ってアレコレ見て見るのが1番身になると思うので、お時間がある方がどうぞ。