東京12R ジャパンカップ
・ジャパンカップ 過去成績結論から先に。
今年の古馬混合G1は牝馬やで。
— iimura (@jrdvsp) November 27, 2020
で、買ってみました。
勝たなければいけないレースを前走勝った3頭は、前走よりも今回の方がシンドイ。
その中で1番長く走って、厳しい競馬をしたのがコントレイル。
2000m以上の古馬G1でノーザンF馬以外はキタサンブラックから2年ほど出ていません。
それを破れるか? pic.twitter.com/QzJ74Xjtje
無敗の3冠馬が牡牝共に出走で…こんなの分からないですよね。
指数は確かに出ておりますが、1回くらい負けた所を見ないと本当のところは分かりません。
1番見えている所であればアーモンドアイ。
凡走したのは有馬記念だけで、馬場もあったしコースもありました。
昨年の安田記念はゲート出て不利喰らって…それでも3着まで追い上げて来ました。
今年の安田記念は中2週のローテ。
追い切りの時点から雰囲気は無かったし、現代の「走る馬」らしく、きっちりと間隔を取って狙ったレースで勝つタイプ。
今回は天皇賞(秋)からと、同馬にしては詰まったローテでベストでは無いです。
けれども、その時にどこまで落ちるかといえば、1番下でも今年の安田記念レベル。
グランアレグリアにちょっと負けるくらい。
今回は一旦「天栄」出せたし、戻ってきてからの「追い切り指数」も優秀。
2走前の安田記念の時よりも全然良いですね。
今回は「B」評価なので走れる状態ではあります。
ローテ以外のもう1つは、前走。
完全のロス無く乗って完璧なレースをしての、あの着差。
スキルはカンスト状態で、今走に向けてプラスな点が無いという点。
とは言え、3歳2頭以外にはどう乗っても負けようの無い相手ではあります。
前走くらい走れれば突き放してしまうでしょ。
そして。
3歳の2頭が滅茶苦茶強くて、2頭共にアーモンドアイを交わすというのシナリオも考え辛い。
もし負けたとしても前にいるのは1頭くらい。
2着以下には落ち無いなと。
コントレイルの過去走はこのように。
レイデオロが年明けの皐月賞ぶっつけ→ダービーで、ダービーは獲れたけれども皐月賞は凡走。
サートゥルナーリアは同様のローテで皐月賞は獲れたものの、ダービーは4着という結果。
それを糧にコントレイルが皐月賞とダービーを制覇。
この使い方で2つ獲るのは、サートゥルナーリアがダメだった時点で関東馬が工夫して数年掛けて…と思っていたのに、アッサリそれをクリアしてしまいましたね。
それだけの強さがあるのは認めるところ。
春を2戦だけで済ませられたこそ、ダービー馬が秋以降も生き残っている訳です。
とりあえず、ダービー勝ったら将来終わる…負の連鎖から抜け出せました。
レイデオロは菊花賞をパスしてJCへ、その後は天皇賞(秋)勝って、ダービー馬でもその後G1獲れる!を証明しました。
コントレイルはそれ以上の事をやろうとしている途中。
神戸新聞杯から中3週で3000mの菊花賞を外にびっしりと張り付かれながら勝って、再び今度も中3週で輸送込みでのJCです。
能力でこなしてしまうのか?
…を期待するには、ちょっと状況が過酷な感。
もう1つは、今年は全勝しながらも1回も33秒台の上がり使っていないんですよね。
これだとアーモンドアイよりもカナリ前にいないとキツイ。
今の東京の芝は時計も早いです。
あー、結構疲れてんなー、って馬が前で競馬して保たせるのは難しいです。
しかも、下手すると直線抜け出した時に周りに馬がいない可能性もある。
1頭で走っている時に、目標にされて並ぶ前に交わされる・・・が負けパターンですかね。
1・2番人気は上記の通り。
ここで一旦、歴史を振り返ってみると。
芝の古馬混合、2000m以上のG1の結果です。
天皇賞(春)は特殊なので、それを除くと。
2018年の大阪杯以降は、勝ち馬の生産は全て「ノーザンファーム」。
キタサンブラック時代があったので、同馬が引退して以降は独占です。
それ以前も、モズカッチャン、クイーンズリング、ショウナンパンドラと牝馬ならその隙を突く事は出来ました。
モーリスはゴールドアクターはその中で牡馬で勝ったのですから、凄い馬だったと思います。
ちょっと前からでもこのように牝馬は別陣営でもポツポツと勝てておりました。
牡馬とやっても斤量面で恵まれているのもありますが、もっと大きな流れ的に、それが番組の編成だったり、今の間隔を空けたトップ馬の使い方だったりの影響…なのかははっきり分からないのだけれども。
牝馬が勝っていない時でも、上の表の中であれば、カレンブーケドールがJCで、キタサンブラックの有馬記念でもクイーンズリングが2着もありましたね。
かつてはルージュバックから本格的に今の使い方が始まって、それを改良に改良を重ねて・・・今ではもう2019年以降はスワーブリチャードだけです。
牝馬と一緒に走ってG1を勝てたのは。
そんな流れです。
デアリングタクト
秋華賞からの3歳牝馬。
天皇賞(秋)に次ぐ、JCの王道ローテになりつつありますね。
輸送がある分、当週の「追い切り指数」は低いものの、オーク時よりも上。
であれば、前走からの上積みが見込めます。
これがコントレイルと違う点。
まだこの秋2走目で、前走のレースも楽で、余力がある。
そしてなにより、牝馬です。
もしノーザンF馬の壁を破るとしたら、牝馬だと思う。
って…カレンブーケドールだったりするかもですが、そこは鞍上の差もあるしね。
人気の3頭以外は
単純にHB印入り、というのがJCの歴史。
今回だと
◎5・デアリングタクト
〇2・アーモンドアイ
注1・カレンブーケドール
△6・コントレイル
△15・グローリーヴェイズ
△3・ワールドプレミア