カテゴリ: 競馬じゃないけど

「何が?」から、始めるべきですかね。
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昔、理科の実験の時間の話です。
ブタ君がご飯を食べて、胃を経由して、腸を通って、うんちになるまで。
その内蔵をぶっこ抜いて肛門までをズルッと並べた授業がありました。
それを思い出した。

今、作っている途中のコンテンツがあって、データ部分の段階の作業はもう終わりそう。
設計自体はもう僕の頭の中にあります。
後はテーブル切って、コードを書いて、見える部分の箇所を作って、必要なツールも作っていきます。

何だか、食べ物が、かつて食べ物だったものに変わって、最終的に立派なフンになる過程みたいだなと。
ブタ君の腸を通ってその形を変えていく姿は、精密なグラデーションのごとしでした。
その途中に間違いが無かったんですよね。

僕が頭の中で考えた物がプログラムになって、コンテンツが作成されて、皆様のお手元に届くのもそんなです。
プログラムは当然ですが手打ちです。
1文字1文字キーボードで入力して、それが繰り返されると…あら不思議。ただのデータが新聞に変わっちゃう。
最低条件としてはノーミス。
だって、たかだかコンマ1つ抜けただけで動かない。
正直もう、それくらいはおまけしてよ、って思うのだけれども。余裕の却下です。

って考えると、僕がやっている事なんてブタ君の内蔵と同じような事なんだなと。


何もしていない時でも、何かしている時でも、常に頭の中では複数のスレッドが動いてますよね。
時々によって優先度は変わりますが、全然違う考えが並列で処理されています。
僕はその傾向が酷いやつ。
なので1日何もしていなくても、それだけで結構疲れてしまうのです。
なるほど。
だから、ずっと延々と寝てられるし、休みの日に家でゴロゴロしていても退屈しない訳か。
と、このように普段は邪魔な機能なのですが、有用な時もあります。

やる事も考えるべき事も多すぎて、手も頭も足り無い時。
プログラムを書いて動作をチェックしつつ、もうこれは大体見えているから次の事を考えないと…のように重いタスクが被った時。
んー、このままだと頭がオーバーフローしそう…。

空気読まない猫がキーボードの上で寝そべってくれたらなー、は所詮無理な願望。
なので、その代わりに。

良いタイミングでブレーカーが働いてくれます。
全然関係ないスレッドが一気に優先度爆上げ。
もの凄くどうでも良い事にスポットが当てられて、脳内リソースが大量に割かれます。

「自分の本名を発声する事って、滅多に無いな」
最後に自分で名乗った記憶すら無い。多分、この先1年は無いな。

などと、どうでも良い事柄なのですが…それが証明されました。
これ昨年の10月の話。
頭に浮かんだ時にリマインダーにセットしておりました。
先ほど通知が来て、うん、実際に少なくとも1年は無かった。

僕がフルネームを名乗る時は、一体いつなんだろう?

人は生まれた時から死ぬまで、ずっと心臓は止まらずに動き続けますよね。
同じく、頭の中も意識がある時にはその思考を休む事なく続けます。
競馬の予想や、現実に対処するための解決方法を考えてたり、本を読んでいたりと、一定方向に頭を動かしている時は良いのだけれども。
そうでない時、何もしておらず、何も考えていない時が問題。
本当に無心には…なれないなと。
それどころか方向性が決まっていない分、結構メチャクチャだし、何というかダダ漏れです。
なので音楽を聴いたりして気を紛らわしてますね。

で、思った。
実際に、ハンドルしていない時の頭では何を考えているんだろ?と。

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髪を切りに行って、そこではUSENが流れていて、多分(僕は全然知らないので多分)人気上位か最近の曲が流れてました。
正直、何一つ関心を惹かなかったのだけれども、それはまあ…感性の問題が大きいとは思う。

とは言えですよ。

曲なり歌っている方のせいでもある、とも思うのです。
だって、この先10年後にそこで流れていた曲が世の中一般で生き残っている気がしないんだもの。
少なくないファンを獲得して、その中では勿論残っていくのでしょう。
でも知らない人でも、興味が無い人でも、それでも耳に足跡を残す曲は少なからず存在しております。
例えばビートルズやクイーンのような、一般性を得て世界中に広がるようなレベルでは無くとも…これくらいの曲は数年に1曲ぐらいは出てるんじゃないかなと。
後から振り返ってみると、そりゃあ売れて当然だよな、ってタイプの曲。

それがこれ、Video Killed The Radio Star(ラジオ・スターの悲劇)



1979年の曲だそうです。
ちなみに、クイーンのRADIO GA GAは1984年でした。
どちらも同じイギリスからですね。

どこかで1回は聴いた事があるはずで、そして、その1回で記憶に残っているはず。
僕も子供の頃に聴いて、その後もちょいちょい耳にして…サビの部分だけですけどね。
今回初めて通して全部聴きました。
当然、歌詞の内容も初めて知った。
そんな曲なのに、知ってはいた。
というような曲だと、やっぱり10年、20年は充分通用するのでしょうね。

競馬であれば「能力指数」はビートルズ級だとすると、んー、「推定3ハロン」はちょっとそこまでは行かないな。
でも、今回のVideo Killed The Radio Starに匹敵するようなものにはなりそう。
っていうかなって欲しい。
少なくとも10年は保ちました。この後の10年もいけると良いな。


YOUTUBEのコメントトップにはこんなのが…。
youtube killed the tv star

僕が子供の頃から現在にいたるまで、10回くらい引っ越しをしてきました。
なかなか寝付けない時なんかに手頃なものを1つ。
特に子供の頃に引っ越しを経験した方には、結構面白いと思います。

当時住んでいた家は流石に覚えていると思う。
学校までの通学路も…アレ意外と忘れ無いものですね。
なので、頭の中の時計の針を小学生くらいまでに戻してみよう。

記憶の中の家を出て、右でも左でも好きな方へズンズン進む。
景色をどれくらい覚えてます?
少し時間は掛かるかもですが、記憶を辿っていくと細かいディテールまで思い出せる部分も多いんじゃないかな。
数カ所を思い出すと、その周辺も連れてクリアになってくるかと。
そんな感じで行けるところまで、東西南北全て歩き回ってみて下さいな。

僕は小学生の頃住んでいた所でやってみました。
見事に全ての箇所で壁にぶち当たった。
今考えてみると、何と行動範囲の狭い事か…。
そして、その壁(みたいなもの)は、何となく映像で浮かぶのだけれども、もっと奥まで道は続いていながら…それ以上は進めないみたいな事になってます。

1つは川の上の橋を越えて、その先がカーブになっているのだけれども僕はそのカーブまでは辿り着けない。それまでの順路はわりと鮮明だし、空もしっかり思い出せるし、音もまあまあ再現出来てる。
確かに、これまで生きてきた経験で脳内で勝手に補正は掛かっているかもですが、それでも、リアリティは感じるくらいには確信は持てるレベルです。
それが…あの見えない壁みたいな先でプッツリと途絶えてますね。

1つは坂。
上り坂のスタート地点までは行けるし、上を見上げれば坂の頂点もおぼろげながら見えてる。
勾配がきつくて頂上までの距離もそれなりある、しっかりした坂。
でも多分、その坂を登った事が無いのでしょうね、それ以上は進めませんでした。
当時は気の良い犬を飼っていて、よく散歩で坂の下の公園に行って遊んでいたのに、一緒にその坂を登った記憶が無いな。

1つは線路。
小さい山まで行って、更に獣道的な中を進むとちょっと開けた場所にでます。
背の高い雑草で前は見辛いし、湿地帯的な箇所も多くあって、そこを抜けると単線の線路がある。
何回か行った事はあるのだけれども、1回も電車見た事無かったな。
その線路は覚えていても、頭を上げてその先の景色が全く見えない。
空っぽいのが見えるような気がするけど、多分これは勝手に後から付け足したっぽい空な感。
なので…その線路の向こうがぽっかり何も無いシュールな絵となってます。今。
この頭の中の映像をそのまま出力してお見せ出来たらなぁ。
ちょっと凄い景色なのですが、んー、残念です。

と、全部を書いていたらキリが無い。
この遊びは…ある一定期間を過ごして、完全に自分の記憶の中だけの場所を持っている方だけの特権ですね。
生きている間に2度と行く事も無いだろうし、Googleマップで確認しようとも思わない。
永遠に僕の中だけの世界です。

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